広島営業所の平盛です。
今回もイタチの生態について書いていきます。
イタチは11月中旬の周囲の気温が下がり始めた頃、
家屋の天井裏などに食物となるコウモリ、ネズミなどを探しに侵入してきます。
この頃は毎日、同じところに侵入するのではなく彼らのナワバリの中の餌場を数十ヵ所、転々と立ち回ります。
その中で断熱材など棲みやすい環境が見つかると営巣場所(数ヶ所作ります)にし、そこを基点に活動をします。
3~4月頃、交尾を行い1ヶ月ほどの妊娠期間へて出産、7月初まで子育てを出産場所で行いますが、
環境の変化や危険を察すると子供を安全な場所に移動させることもあります。
8月頃までに成獣となった子供たちはそれぞれ独立生活を始めます。
夏の間は天井裏など家屋内が非常に暑く過酷な環境となるため一時的に人家への被害は減少しますが、
晩秋から冬にかけてまた人家への被害が増加してきます。
イタチは夜も活動するので、夜中に天井裏や壁の隙間を移動し、
その物音が安眠の妨げとなり、精神的にも大きな負担となります。