こんにちは
日東防疫の八谷です
春も近づいてきてそろそろ花見シーズンの到来で
どこに見に行くかなど盛り上がっているのではないでしょうか
春先には楽しいこともいっぱいありますが、
個人的にはつらいシーズンです。
数年前から花粉症を発症しだし、
ひどい時にはティッシュひと箱が半日で無くなることも…。
アレルギーはいつ発症するかわからないので、
前年は平気だったのにと感じる方もいるのではないでしょうか。
さて、今回はアレルギーについてです。
アレルギーと言われ連想するのがこの時期ですと
杉花粉だと思います。
これ以外にも、食物アレルギーや化学物質アレルギー
電磁波アレルギーや金属アレルギーなど昨今は多くのアレルギーに
悩まされている方が存在しています。
外部からウイルスなどの異物が侵入するとそれを追い出すために、
咳や鼻水、くしゃみなどの反応を起こして異物を体外に排出しようとします。
この仕組みを「免疫」といい、病気などから体を守る大切な機構なのですが、
個人差があり通常は無害な物質を異物と認識し、
過剰反応(アレルギー反応)を起こしてしまうことがあります。
アレルギー反応を起こす原因物質のことを「アレルゲン」といいます。
このアレルゲンとなるものを害虫ももっています。
この害虫が持っているということが実は怖い部分でもあります。
食物や自身で気を付けて摂取や触れないようにすることで
不意の接触によるアレルギー反応が怖い部分でもあります。
ここでアレルゲンを持っている害虫の一例を紹介します。
・ダニ類
ダニアレルギーの多くが、「ヒョウヒダニ(チリダニ)」という種類のダニによるものです。
ヒョウヒダニは人を刺すことはありませんが、ヒョウヒダニの死骸や
フンが混じったチリやホコリ(ハウスダスト)を吸い込むことで、
喘息や鼻炎、皮膚炎などが起こります。
ヒョウヒダニなどのダニは、絨毯や布団のチリやホコリの多い場所に生息しています。
そのため、ダニアレルギーの人はハウスダストアレルギーを併発していることが多くみられます。
・ゴキブリ類
クロゴキブリやチャバネゴキブリからもアレルギーが起こります。
「ゴキブリ喘息」とも呼ばれており、ゴキブリの死骸が乾燥して砕け
粉じんとなったものやフンなどを吸い込んでしまうと、
喘息の症状が出てきます。
1964年に海外で報告例が上がっていますが日本ではあまり知られていません。
しかし、アメリカの都市部ではダニよりもゴキブリによる喘息が増えているという情報があります。
今後日本でも症状が出てくる人が多くなるかもしれませんので要注意のアレルギーです。
・ノミ類
人や動物を吸血する時、ノミの唾液が体内に注入されアレルゲンとなり
皮膚に激しい痒みや腫れ、ブツブツした水ぶくれなどが起こります。
時には重症化し、じんましんなどの全身に症状があらわれることもあります。
刺された場所にすぐアレルギー反応があらわれるタイプ(即時型反応)と、
翌日-翌々日にアレルギー反応があらわれるタイプ(遅延型反応)の2つがあります。
・ハチ類
これは、夏場になるとよくニュースなどで報道をされているのでご存知の方も
多いと思います。
毒(ハチ毒)に対するアレルギーで、ハチ毒アレルギーの人がハチに刺されると、
約10~20%にじんましんやおう吐、むくみ、呼吸困難など
全身性のアレルギー反応(アナフィラキシー)があらわれます。
さらにそのうち数パーセントは、血圧の低下や意識障害などの
重症(アナフィラキシーショック)を起こすおそれがあり、命にかかわることもあります。
アナフィラキシーはハチに2回以上刺されると起こりやすくなるとされていますが、
初めてハチに刺された時に起こるケースも報告されています。
・蚊類
ノミと同様、吸血時に皮膚に注入された唾液が
アレルゲンとなって激しい痒みや腫れ、ブツブツした水ぶくれなどが起こります。
じんましんなどの全身症状があらわれる場合もあります。
刺されてからすぐにアレルギー反応があらわれるタイプ(即時型反応)と、
翌日-翌々日にあらわれるタイプ(遅延型反応)の2つがあります。
などが挙げられます。
上記のアレルギーが怖いと思われる方もいらっしゃるかと思います。
もしご不安なようでしたら医療機関でご自身がどのようなアレルギーを持っているのかの
検査が受けることができ、対処も可能になってくると思います。
私自身も検査をしたことがあり、
杉・ヒノキ・ノミ・ダニ・ヨモギなどのアレルギーがあることがわかりました。
害虫など身近におり、いつ発症し生活に不便をきたさないよう安心して過ごせる
環境の維持のため駆除・防除などで貢献できればと思います。