おはようございます。
日東防疫(㈱)広島営業所の有森です。
今年も残り2ヶ月を切りました。年々1年過ぎるのが速く感じます。
今回はイエシロアリについて触れていきたいと思います。
イエシロアリは世界のシロアリの中でも最も加害の激しい種類といわれています。
理由として
・100万匹を超える大きな巣を作る為被害が甚大なものになることが多い。
・水を運ぶ能力があるため、天井の木も加害し家全体に被害が及ぶ。(被害の規模が大きくなる)
などがあります。
また、役割が階級別で明確に分かれており、
・羽アリ・・巣の1~3%を占め、子孫繁栄が役目で巣が一定数を超えると新たな巣を作る為に飛び立ち、ペアを見つけて巣を作る。
・職蟻(働き蟻)・・巣の90~95%を占め、餌の確保・巣作り・女王や幼虫の世話をする。
・兵蟻(兵隊蟻)・・巣の2~3%を占め、外敵からの防衛・仲間の警護をする。
・女王蟻・・交尾と産卵を繰り返すことに専念。
こうしてみるとかなりはっきり役目が分かれていますね。
また、卵からふ化したばかりの幼虫は、どの階級になるか決まっておらず、状況に応じて必要な階級になることが可能で
危機的状況を脱することができます。
例えば、女王が死ぬと巣の中から女王を補充したり、巣が飽和状態になると羽アリにして外に出し、新たな巣を作ってもらう
等があります。
巣が壊滅的なダメージを受けても数十匹の職蟻がいれば巣は再生可能といわれています。
早めの対策が重要となりますので、シロアリでお困りの際は日東防疫にご連絡ください。