おはようございます。
2024年1月8日 月曜日担当の亀山です。
本日は前回少し話していた、ヒラタコクヌストモドキについて紹介します。
まず、見た目ですが、成虫の大きさは、2から5mm程度の大きさで、ぱっと見小さなゴミムシのような見た目です。
個体、場所によって少し色が異なりますが、赤褐色、黒褐色などの色をしています。
幼虫は5から8mm程度の大きさで、小さいミルワームのような見た目です。
色は白乳色です。
前回、コクヌストモドキと似ていると記載しましたが、本種は触覚が、先端に行くにつれて太くなっています。
また、コクヌストモドキは飛翔できますが、本種は飛翔できません。
分布も少し違い、コクヌストモドキよりも少し、寒いところへの分布があります。
ただ、違いはこのぐらいで、見た目に関しても、ぱっと見、見分けがつかないぐらい似ています。
17度以上で発育が可能ですが、活発になるのは30から33度ぐらいの気温となります。
また、小さな昆虫にしては寿命が長く、幼虫期間が30から60日あり、成虫になって200から300日程度ほど生きます。
そして、被害ですが、本種は貯穀害虫であり、穀物系、小麦粉系の食品を食害します。
それにより、商品がだめになってしまったり、異物混入による被害が発生してしまいます。
ヒラタコクヌストモドキも似ているコクヌストモドキも製粉工場や飼料工場などでよく発生が見られます。