おはようございます。広島営業所の小川です。
今回は・・・ハエ等の虫を捕獲する草
ハエトリグサについて・・・
ハエトリグサとは、北アメリカ原産の食虫植物。
葉を素早く閉じて虫を捕食する植物です。
昆虫などの獲物が2回または2本以上の感覚毛に同時に触れると、約0.5秒で葉を閉じます。
葉が閉じると同時に周辺のトゲが内に曲がり、トゲで獲物を閉じ込めてしまいます!
葉を閉じるのに必要な刺激が1回ではなく2回なのは、近くの葉や雨の水滴などが触れた時の誤作動を防いだり、獲物を確実に捕えるための適応であると考えられています。
確かに、刺激があるたびに激しく動いていたらエネルギーの無駄になってしまいます。
1日ほどたつと葉は完全に閉じられ、トゲは逆に外に反り返り、葉の内側で捕まえた獲物を押しつぶし、葉から分泌される消化液でゆっくり獲物を溶かします。およそ10日で養分を吸収し、葉はまた開いて獲物の死骸を捨て、再び獲物を待つ仕組みになっております
また、葉を閉じる行為は相当なエネルギーを消費するため、いたずらに葉を閉じさせ続けてしまうと、葉はおろか株全体が衰えて終いには枯れてしまうということです・・・。
近年では一般的に改良されたものが流通しており、比較的たやすく手に入れることができる食虫植物ですが・・・。
このハエトリグサは昆虫等を誘引する特性をもっておらず、残念ながら家庭内での飛翔昆虫の対策にはなりません。
今回はこのあたりで!