こんにちは
新年も始まり、また一年が始まるので
いろいろと心機一転いろいろなことに
チャレンジしていきたいと思います。
さて、今回は
掲題にもあるように害獣の糞についてです。
一番特徴的な糞をするのがヤモリです。
ヤモリの糞には白いモノが含まれています。
ヤモリ(爬虫類)と鳥類にある共通の糞の特徴なのですが、イメージとして
車などに落とされる鳥の糞なども白いモノが多く含まれていることがあると思います。
これは、彼らの食物の消化能力に起因するものです。
白いモノの正体は尿酸です。
食物の中に含まれるタンパク質内の窒素のうち
余分なものは爬虫類と鳥類以外は尿と一緒に排泄することができますが、
爬虫類と鳥類とは尿として排泄せず、糞と一緒に排泄をします。
そして、その尿酸が白い部分です。
爬虫類、鳥類は総排出腔という糞尿・産卵などを一つの穴で行う仕組みを
とっているため、水溶性の尿素での排出をしてしまうと、卵を汚染していまうので
不水溶性の尿酸として糞と一緒に排泄する仕組みを生存戦略として採用していることで上記のような
白い(尿酸)が混じった糞をします。
よく糞がある場所として軒下や屋根の下などにあります。
コウモリの糞はぼろぼろと崩れやすいのが特徴的な糞です。
というのも、昆虫食だということが原因です。
コウモリは1日に体重の30%の餌をとります。
取るからには出るものは出ます。中には1日4回ほど排泄を行っている
との報告もあります。
そして、糞である以上は汚いのが常です。
コウモリ自体に寄生虫もついていますが糞も衛生上好ましくなく、
アレルギーのリスクもあります。軒先などで見つけて
清掃をする際には十分注意をして舞い散らないようにして掃除をしてください。
最後にネズミの糞についてです。
ネズミで主に被害を出すのは
クマネズミ
ハツカネズミ
ドブネズミ
の三種が主だと思います。
クマネズミ
・6-10mm
・細長く不揃い
・散らばって糞がある【動き回りながら排泄するため】
ハツカネズミ
・4-7mm
・先端がとがっている
ドブネズミ
・10-20mm
・均一で丸みがある
・まとまって糞がある
などといった特徴があります。
糞に感染症やアレルギーなどといった
疾病のリスクがあるため、
十分に注意をして調査・清掃・消毒を行う必要があります。
動物によってさまざまな特徴があり、
姿が見えなくても
どんな動物がいるのかの手掛かりになります。