おはようございます。
日東防疫㈱広島営業所の釜田です。
ようやく秋らしい季節がやってきました。
朝晩はめっきり涼しくなり、9月の連休で一部衣替えをしようかと思うほどになりました。
あと2か月もすると、アブラコウモリが冬眠をする季節になります。
今の時期は、夏に生まれた子供が大きくなり、巣立つ時期になります。
今年はコウモリのお問い合わせが多かったので、お困りの方が多くいられたのではないかと思います。
アブラコウモリの寿命は3~5年程度と言われており、
同じくらいの大きさのネズミが1~2年で死んでしまうことを考えると、
寿命が長い部類の生き物になります。
一度に産む子供の数はそれほど多くありませんが、寿命が長く、群れで生活し、
外敵から守られた人の住居で暮らすことから、
毎年少しずつ増えて行っている可能性があります。
そして、帰巣本能があることから、毎年同じ場所で子育てをするようになります。
忌避剤でコウモリを追い出して、一時的にいなくなったとしても、
いつの間にか戻ってきていたというのをよく耳にするのは、
コウモリの帰巣本能によるものなんですね。
最低気温が下がってくると、活動も鈍くなっていくので、いなくなったように思われますが、
冬眠しているだけで春になったらまた活動を始めます。
コウモリは冬眠中に交尾をして、夏に受精させて子育てをする変わった生き物なので、
冬の間屋根裏などで冬眠しているということは、夏に子供が増えるということにもなります。
毎年コウモリに悩まされている方は、被害が大きくなる前に専門家にご相談くださいね。