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クマネズミとドブネズミの違い!

おはようございます。広島営業所の小川です。

もう一年が終わろうとしています。毎日寒い日が続きますね。

雪が降っていたり、ぐーっと気温が下がれば、普段は外にいる生き物も暖かい場所を求めます。

ネズミは特に、入ろうと思えば対策の行われていない民家など物の数にしません。それこそいくらでも入る手段があります。

民家へ侵入してくるネズミはおおよそ3種。家ネズミと呼ばれる、ハツカネズミ・クマネズミ・ドブネズミ

今回は家ネズミと呼ばれる3種の中で、見た目のよく似ているクマネズミドブネズミの違いをお話しします!

まずはクマネズミ

もともとは樹上で生活していたので、木登りや綱渡り等高所での活動が非常に得意。食べるものも植物性のものを好み、種や果物をよく食べます。しかし、ネズミは基本的に雑食であるため、好みはあっても何でも食べます。

体格的な特徴は尻尾が長く、胴体よりも尻尾のほうが長いことが挙げられます。尻尾と胴体を合わせると40cmを超えるような大物も・・・。

身体の色は茶褐色のものが多いですが、クマネズミのクマは熊の黒い色からきていると言われており、クマネズミの中には真っ黒なものがいます!しかし、茶褐色のほうが遺伝しやすいようで、同コロニーで数が増えるほど茶褐色のものが増えてしまうようです。

高いところを好むため、民家で天井裏や壁、2階以上で被害がある場合はクマネズミによる可能性が高くなります。電線や家の壁も侵入経路になります!

次にドブネズミ

ドブネズミという名前の通り下水道などに多く生息していました。野生では河川の土手等水回りに生息域があります。なので、民家への侵入なども低い位置での活動が主になりやすいです。もし、1階や床下でのネズミ被害があればドブネズミの可能性があります!

泳ぎが得意なため、配水管等から家へ侵入することもあり、トイレから出てきたなんてこともあるくらいです。高いところへ上ることは苦手としており、クマネズミとの住み分けができています。

性格は獰猛で、よく鳴きます。威嚇したり、自分より大きいものにも向かっていくことがあり、室内で遭遇してしまうと噛まれることも・・・。

肉食を好み、肉・魚・こん虫等を餌とすることが多いです。基本雑食なので果物等も食べます。

コチラが特徴の表です。図鑑やネットの写真等ではよく似ているこの2種ですが、並べてみると意外と相違点が多く、エサ場や好みで喧嘩しないようになっているのです。

   種類   クマネズミ   ドブネズミ
   体長   約15~25cm   約20~28cm
   体色

背中:茶褐色・黒 腹:灰色・黄褐色

背中:灰色・茶色  腹:灰色・白

  しっぽの長さ   胴体より長い   胴体より短い
  耳の大きさ

   大きい      (畳むと目にかかる)

    小さい         (畳んでも目に届かない)
   性格 臆病で警戒心が強い 獰猛で警戒心は低い
   生活域 ・高いところ    ・天井裏等の屋内  ・狭い個所     ・寒いところが苦手 ・湿気の多い場所  ・下水道      ・床下       ・寒さに強い
   運動性 ・垂直移動が得意  ・綱渡りが得意 ・高所は苦手    ・泳ぎが得意
  営巣箇所 ・天井裏      ・壁の中      ・野生のものは樹上等の高所 ・野外が主     ・土手や植込み   ・床下
   主食 ・植物性を好む    (種や果物・野菜) ・動物性を好む   (肉や魚・こん虫)

また、フンにも特徴があり

クマネズミは6mm~10mmの細長くて不揃いな形

ドブネズミは10mm~20mmと大きく均一で先が尖り丸みを帯びた形

特にクマネズミは動き回りながらフンをしていくので、移動の形跡から特定することもできます。

 

こうした特徴を知って、家の侵入者のことを理解しましょう!

また、我々日東防疫へご相談いただければ何かアドバイスができると思います!

 

 

 

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