生活の中で問題となっているネズミ被害。
その中で、知能・運動能力が高いクマネズミについて。
クマネズミは夜行性で体長約15cm~25cm未満の、中型のネズミです。
元々は木の上など高い所で生活しているので
壁や柱、細い電線を上る事もできます。
家の中では天井裏に棲みついている事がほとんどです。
ドブネズミと違って水中は苦手でな面もあります。
その棲み家となる天井裏は天敵の猛禽類は侵入できないですし、イタチやネコが来ない限り
安全な場所となりますのでクマネズミにとって繁殖しやすいのです。
また、ゴキブリなどの昆虫がいれば食糧になります。
こういった環境がネズミが増える理由の1つになります。
それから、従来の殺鼠剤に耐性を持ったスーパーラットと呼ばれる
個体が増えたことも問題になっています。
ネズミには縄張りを持つ習性もあります。
元々いたネズミのニオイなどをたどり、再び棲み始めます。
また、出産のサイクルも非常に早いのも増える理由になります。
クマネズミの場合、生後65日目ぐらいには大人になり妊娠が可能です。
最初は2~5匹前後産みますが、2回目の出産からは10匹前後まで産む数が増えます。
さらに出産したのち、5日以内には次の妊娠が可能なのです。