皆様おはようございます!広島営業所の小川です。
近頃、名前もわからないような小さな虫をみつけると、その同定を楽しみにしています。
身体の特徴などからその虫の名前を割り出していくのです。そんな中で先日発見したものの中から今日はテーマに沿ってお話しします!
今回は、ヨコバイの中でも大型でユニークな愛称を持つモノを紹介します!
通称「バナナムシ」。ツマグロオオヨコバイです!
前回記載した、ツマグロヨコバイと姿形はそっくりです。全長は12mm前後。
ヒメヨコバイが全長3mmほどなので、ヨコバイの中ではかなり大柄ですね。稲を食害するツマグロヨコバイは4~6mm。
まず目を引くのが鮮やかな色合い。黄色と黒のコントラストが特徴的です!
何故にバナナムシと呼ばれるのか。確かに言われてみればバナナっぽい・・・?
バナナと比較してみると・・・
羽の色は、一番左のバナナのほんのり青い部分と同じ色味ですね!
ボディの色は真ん中にあるバナナの色とそっくりです。
黒い模様は右側のバナナのシュガースポットのようです。
比較してみて納得のバナナムシぶり。姿も細長く、いうことなしです。
このヨコバイ、植物のある所にはどこにでも普通に生息しています。体が小さい上に、活発に飛び回る虫ではない為にあまり目立ちません。
都市部では、植え込みの中等に生息しているものもいます。
草や葉、花、果実などの蜜を吸う為に害虫とされます。ツマグロヨコバイの様に稲を主として食害するわけではないので、害虫としての危険度は低いです。(大量発生してしまえば話は別ですが)
比較的大人しく、動きも遅い虫なので一度近くの植え込み等で探してみたら面白いかもしれません。
ただ、鋭い口針を持つためにウッカリしていると刺されてしまうこともありますのでご注意を!
今日はここまでに!また次回お会いしましょう!