水気のある場所でよく見かけるユスリカについて
大きさや形は蚊によく似ていますが刺したり血を吸ったりすることはありません
理由として成虫は口器が無く消化器も退化しているので、一切餌を摂る事ができません
なので、成虫の寿命は長くても1~数日ぐらいと非常に短く
交尾を済ませ産卵を終えるとすぐに死んでしまいます
また蚊を叩いて殺すと蚊の跡が残ったりしますがユスリカは鱗粉も持たないため、
叩いても黒っぽい粉のようなものが付くことはありません
ユスリカの大部分の種は幼虫が水生で、川、池などの淡水域に棲んでおり
特に生活排水などで汚れた「どぶ川」では大量発生することがあります
そのドブの泥を集めて棲管を作り、そこから上半身をのりだしてゆらゆらするのが見られます
そこまで観察する事はあまりないですが・・・
川や池の近くでよく蚊柱という集まりの光景を見ることもあると思います