広島営業所の浜松です。
先週末は、天気がぐずついておりました。
今週は、どうでしょうか。10月も後半で年末の予定や準備をぼちぼちスタートさせております。
ところで、なぜ害虫獣を防除するのか今一度考えてみたいと思います。
いうまでもなく、害虫獣による被害をなくす為ですね。この目標はいたって単純ですが、害虫獣の種類によって具体的な目標は大きく変わってきます。
媒介害虫防除においては、目的は媒介される疾病をやっつけたり無くしたりすることで、害虫の排除はその目的のための手段でしかないのです。極端な話、害虫は存在していても良く、病気が無くなればいいのです。
実際には、伝播がストップするレベルまで害虫の密度を落としてあげればよいのです。ですから、防除効果の評価は、感染者数の減少・死亡者数の減少によって判断されます。
しかし、有害害虫・不快害虫防除の場合は事情が全く違うのです。虫による吸血の外野不快感等を減らすためには、とにもかくも虫を減らすか無くさないといけないのです。虫の存在自体が問題なんです。
不快という害は、虫がもともと持っているわけではなくて、人間側が虫に対して感じる感覚的反応ですね。この感覚は人によって千差万別です。ある虫が、人によっては鑑賞の対象になったり、他の人には害虫となったりという感じです。
更に厄介なのが、同じ人でも今までは気にならなかった虫が、環境や体験によって気になる様になることがあります。
虫の数を減らしても減らしても、被害感はなくならないという事もあります。
つまり、不快害虫防除は、人間側に解決の大きなキーポイントが存在することがとても多いのです。
不快感の原因は、虫の正体がわからない、どこから来たのか、害はないのか、どうすれば駆除できるのか、という無知からくる不快・不安・恐怖がとても多いのです。
ですので、不快害虫防除の最も有効な方法は、しっかり状況を伺い把握して、しっかりと説明してあげることで安心していただけることが多いですね。
不快害虫防除は、何でもかんでも減らせば解決することだけではないという事です。