おはようございます。広島営業所の小川です。
今回はつい最近見た、天井裏に残っていた蜂の巣についてお話します。
基本的にスズメバチは同じ巣を2度使いません。毎年新しい巣を作成して生活しています。
そうなると、冬には越冬のために山等に帰り女王蜂だけになるスズメバチ。
残された巣は・・・?
自然界であれば分解されたり様々な要因で自然に還ります。
が、天井裏ではそうはいきません。
これは天井裏に残されたキイロスズメバチの巣の残骸。
どうしてこんなにグズグズになってしまっているのか。
それは、天井裏に入り込んだ生き物の仕業です!
何もなければ、雨風にさらされることのない巣は滅多に崩れてしまうことはありません。
よく天井裏に立派な巣が残っているのを見かけます。
今回のケースでは、イタチが入り込んでいるお宅なのですが
そのイタチが崩していったものと考えられます!
たまたま?移動に邪魔であった?
これは推測なのですが、巣に残されたハチのコ等を食べる為に巣を崩したのではないかと思います。
雑食で昆虫等も捕食するイタチなので可能性はあると思います。働き蜂が警護している間はさすがに手を出せないでしょうから、秋口に家屋へ侵入したイタチが餌を求めて壊したものだと。
こうしたイタチに荒らされた巣の残骸を、今度はネズミや他の虫が巣や餌に活用してしまうこともあります。
天井裏調査の際にはこういった主の調査とは違った提案もさせていただいています。
一つのことから多岐に渡って被害が及ぶこともありますので、ご注意ください!